【ブラックホール】銀河の中心にある「超巨大ブラックホール」を撮影!
我々の住む天の川銀河の中心に何があるかご存じだろうか?
その答えはブラックホールだといわれている。
そのブラックホールを「いて座A*」(いて座エースター)とよんでいる。
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そして今月、国際研究機関がその「いて座A*」の撮影に成功したのだ。
地球から約2万7000光年離れた銀河系の中心部に存在するこのブラックホールを観測できたということは、巨大なブラックホールなのではないだろうか…
と思いきや、このブラックホール単体ではコンパクトな部類に分類されるとのこと。
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地球とブラックホール間のガスや塵によって減光され、分光法での観測が非常に困難である。
今回はアルマ望遠鏡など世界の8個の電波望遠鏡を用いて仮想的な、巨大望遠鏡を作り出し撮影を行ったのだ。
(画像:アルマ望遠鏡)
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そしてそのブラックホールの画像がこちら↓
中央の黒い部分はシュワルツシュルト半径の内側でありあるため光すら脱出することが不可能。
その周りは、ブラックホールの強力な重力で加速された塵やガスがあり、それらが光を放っている。
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いて座A*
いて座A* Sagittarius A* |
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イベントホライズンテレスコープによって直接観測されたいて座A*
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星座 | いて座 |
位置 元期:J2000.0 |
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赤経 (RA, α) | 17h 45m 40.03599s[1] |
赤緯 (Dec, δ) | −29° 0′ 28.1699″[1] |
距離 | 27,100 ± 200 光年 (8,320 ± 70 パーセク[2]) 25,600 ± 500 光年 (7,860 ± 140 パーセク[3]) |
物理的性質 | |
質量 | (4.28 ± 0.10) ×106 M☉[2] (4.02 ± 0.16) ×106 M☉[3] |
(引用:wikipedia)
天の川銀河の中心にあり、いて座A*の周りには恒星S2が公転している。
太陽の400万倍という驚異的な質量を持つ。
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いて座A*の歴史
1980年代からいて座A*の存在が予測されており、そこに至った経緯としては、1970年代にアメリカで、カール・グース・ジャンスキーという物理学者が、いて座の方向から電波を受信したのだ。