【巨大キノコ】8メートル級の巨大キノコが存在したことが発覚。
自分の体よりもはるかに巨大なキノコの森が広がった光景を想像してみてください。
きっとそれはファンタジーの世界だと思うことでしょう。
しかし、現実に巨大なキノコの森が存在したかもしれないのです。
それも、ほかの惑星ではなく、この地球に存在したのです!
古代の巨大キノコ。
巨大キノコが居たのは残念ながら古代の話、シルル紀からデボン紀にかけて生息していたとされています。
その名も「プロトタキシーテス(Prototaxites)」
https://bizleyart.com/gallery/prehistoric/palaeozoic/devonian/1226-prototaxites-224
(引用:プロトタキシーテスの図)
上の画像のように、枝のない木のような見た目で、驚くことに高さ8メートルにも上るそうです。
また、プロトタキシーテスが居た時代、シルル紀に関しては、水中が生命で栄えており、陸上には数センチ程度の小さな植物が生えていたくらいで、木や花は生えていませんでした。
そんな時代に大きな菌類が聳え立っていたというのです。
プロトタキシーテス
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界 | : | 菌界 fungi |
属 | : | プロトタキシーテス Prototaxites |
「最大で幹の直径が1 メートル、高さは8 メートル」というシルル紀からデボン紀にかけて生息した大型の菌類である。
シルル紀には陸上で最も大きな生物であったとされる。
1859年に化石を発見したカナダの古生物学者ジョン・ウィリアム・ドーソンは針葉樹の一種と考えたが、この時代の植物としては並外れた大きさに疑問を指摘する研究者も多く、藻類や地衣類 とも考えられていた。
(顕微鏡で見たプロトタキシーテスの化石)
1919年に菌類説が提唱された。
2007年のシカゴ大学などのチームによる分析では炭素同位体の組成が、化石のプロトタキシーテスと同時代の植物とでは大きく異なっていることから、植物であることは否定されている。