1世紀以上にわたる謎。昆虫の羽はどこから来たのか?
昆虫と言うと、考えるだけで”虫唾が秒速30万メートルで走り抜け”、気配を感じるだけで”背筋が絶対零度まで凍る”という人が沢山いることでしょう。
そんな昆虫からは日常で役立つものから最先端科学に応用できるものまで学べることがたくさんあります、それに昆虫には数えきれないほどの面白い謎がたくさんあります。
1世紀以上にわたる謎。昆虫の羽はどこから来たのか?
昆虫と言うと、考えるだけで”虫唾が秒速30万メートルで走り抜け”、気配を感じるだけで”背筋が絶対零度まで凍る”という人が沢山いることでしょう。
そんな昆虫からは日常で役立つものから最先端科学に応用できるものまで学べることがたくさんあります、それに昆虫には数えきれないほどの面白い謎がたくさんあります。
その謎の一つ、昆虫の羽はいったいどこからやってきたのでしょうか?
この問いに答えるべくこの記事を作成しました!
では、その問いの答えから行きましょう。
それは「脚」です。 正確には「甲殻類の脚のパーツ」と言うべきでしょう。
大前提として、虫の祖先は”ムカデやヤスデなどの多足類の仲間”であると考えられていたのですが、シカゴ大学の研究者によると、”エビやカニ”などの甲殻類に近いということが判明しました。
また、あなたが”エビ”が”海の虫のようだ”と思ったことがあるなら、それはあながち間違ってはいなかったとのこと()
そこで、シカゴ大学の研究者であるブルース氏とパテル氏はゲノム編集技術「CRISPR-Cas9」を用いて、虫と甲殻類の遺伝子を調べたところ、それぞれの脚の6種類関係する遺伝子が見つかりました。
面白いことに、「甲殻類の脚(b)」と「昆虫の脚(d)」を比較した図のように、昆虫には6個のパーツが脚を構成し、甲殻類は7個のパーツが脚を構成しています。(昆虫はパーツが1つ足りていない…!)
ではその1つのパーツはいったいどこへ行ってしまったのかと言うと、甲殻類で脚を構成している”7番目のパーツ”が、昆虫では胴体と一体化しているのです。また過去の研究で、「昆虫は7番目のパーツを胴体と一体化させただけでなく、そのパーツを胴体の後方に変形させ、”羽を形成した”」とする内容がありました。
そして、今回のゲノム編集を用いた研究結果によってその内容は証明されたのです。
引用元↓”訳:昆虫が羽を発達させた謎がついに解明されました”
https://www.mic.com/impact/the-mystery-of-how-insects-developed-wings-has-finally-been-solved-47576183
*1:ここに脚注を書きます